BACK NUMBER
万が一、バックナンバーをお読みになりたい方はクリックしてネ
TOPページに戻る

◆第六号◆
部活のサッカーとクラブチームのサッカー

<編集・注>この暢気な文章はサンガの2部落ちを賭けた試合のちょっと前に書かれたものです。賢明な読者諸兄であれば、11月末日現在、K氏が行方不明であることは想像に難くないところであろう。

 みなさーん元気ですか〜〜〜〜〜!!!って僕がみんなに聞いている場合ではないですよね。茅ヶ崎でみんなに少しはサンガに興味を持ってもらえていると思っている僕としては今現在のサンガの状況は本当になんと言ってよいかわからないくらい申し訳ないというかなんというか、、、。選手は本当に頑張ってくれているのだけれどどういう訳か結果がついてこない!もう本当になんでだろ??みんな教えて〜〜!!

 ってな感じです。まあ後十日後には全てが決まっていると思うけど僕も僕自身ができるとこをやり、後は全てを受け入れるだけです。まるで降格が決まったみたいな言い方だけどまだまだ僕はいけると思っているので茅ヶ崎のみんなの高校生パワーを京都に送ってくださいね!!よろしく。っと、チームの話はここまで。後は僕が少しお手伝いをしている京都サンガのユースチームについてお話したいと思います。

 Jリーグのおそらく全てのチームにはそこのユース、ジュニアユース、そしてジュニア(ジュニアはないとこもあるかも)のチームがあります。目的としてはやはり良い環境で良い指導のもとに自前でプロの選手を育てるということだと思います。しかし、プロに上がれるのはほんの一握りで大体は大学であと少しは社会人のサッカーチームに行きます(サンガの場合)。

  どうやってチームに入るかというと、まずはまあ地元や他県でも将来性のある子を探して、うちでやりませんかってパターン。もう一つはセレクションを行い色々なテストやなんかをして受かって入る場合。大体この二つかな。それで入れたとしてもジュニアからジュニアユースそしてそこからユースに上がっていく段階で落とされてしまう子もいます。結構シビアな世界です。そんな感じで成り立っているんです。

  そんな子達を見ていて、まあ大きく言ってしまうと部活動とクラブチームの違いって言うものを感じるんだよね。一番僕が感じることは学年という概念がないってことかなー。サンガは特にかもしれないけど、ほとんど敬語は使っていない!彼等にしたら使ってるよ!って言うかも知んないけど、僕が聞いている限りはほとんど無い。今の部活はどう?僕等の頃は考えもつかないことなんだけどなー。雑用は一年生がやるっていうのは一緒なんだけどね。まあサッカーで集まっている集団なので年齢は関係ないといえば関係ないもんね。

  すごくうまい選手はジュニアユースの子でもユースの試合に出たりもする。これは一貫教育ではないけれど、クラブチームの良いところだと思う、うまい子はどんどん上のレベルでできるっていうのはね。後はお互いの技術についてとか動きについてとか話し合う内容が結構シビアだったりするかな。そこまではっきり言わなくても、というような時も聞いててあるんだけど、おたがい全然平気って感じ。それだけサッカーに対する意識が高いってことかな?それとも関西ってことで言い方がきついだけかな?まあそんなことを感じます。

  年齢とか学年とかスポーツをやるときには邪魔になることってあるもんね。試合中に先輩にきついこと言えなかったりさ。あるでしょ?昔はあとで注意されることもあったけど、その年下に言われるのがむかつくとかいうことがサッカーに対する意識が低いみたいな雰囲気がある。よって自由な発想やプレーが学年というものに邪魔されないってことなんだよね。これはとてもいいことだと思います。

  けど部活動で目上の人に対する接し方とか団体行動の重要性とか、社会に出たらとっても役に立つことを僕は教えてもらった気がします。逆にクラブでは身近にプロの選手がいるっていうのも、とても刺激を受けるしいいと思う。なりたい目標が近くにいると、より強くそして現実的に頑張れると思います。

  まだ色々ちがいはあるとは思うんだけど、みんなはどっちがいいと思う?僕はどっちが良いというよりも、どっちが自分に向いているかだと思います。僕は部活やっててよかったなと思っています。まあもともとサッカーうまくないしね・・・。団結力とかは部活の方が生まれやすいと思うしね。生活も一緒にしているわけだしね。けど全寮制のユースのとこもあるか。やっぱどっちが自分に向いているかだね!決まりっ。強引なしめとともに今回はこの辺で失礼します。またね〜〜。



 J1 2ndステージ 第14節終了時点の成績
京都パープルサンガ
2ndステージも振るわず
 
3勝7敗4分け 勝ち点13・・・16チーム中12位


<年間総合順位>
6勝18敗5分け 勝ち点23・・・16チーム中16位
 得失点差:−28
(平たく言うとビリですなぁ)

※参考資料
14位大分トリニータ 5勝14敗10分け 勝ち点25 得失点差:−10
15位ベガルタ仙台 5勝16敗8分け 勝ち点23 得失点差:−25

 11月29日に最終試合を残し、首の皮5分の1枚だけJ1残留の可能性があります。それは以下のような劇的な展開があった場合のみ!

◆条件1・・・直接対決する14位の大分トリニータと15位のベガルタ仙台が引き分け。さらにサンガが最終戦のガンバ大阪戦に勝つ。
 そうすると、トリニータ・サンガともに年間勝ち点は26。但し、トリニータの得失点差は−10のままなので、サンガは最低でも18点差以上で勝たなければならない。年間得点が27点のチームに1試合で18点取れというのもムリな話だ。

◆条件2・・・トリニータ・ベガルタ戦でベガルタが勝つ。さらにサンガが最終戦のガンバ大阪戦に勝つ。
 そうすると、ベガルタ・サンガともに年間勝ち点は26。但し、ベガルタの得失点差は−24より小さくなるので、サンガは最低でも4点差以上で勝たなければならない。これは少しだけ望みがあるやも....。

 いずれにせよ、大変に厳しい条件であり、2部落ちが決定した場合、行方不明のK氏の捜索願いを出して、2部落ちの真相について語ってもらうことにします。

 J1 2ndステージ 最終節終了
京都パープルサンガ
屈辱の2部落ち決定...
 11月29日。その日、奇蹟は起こらなかった。

 上記のような条件をクリアすることでのみ、J1残留が可能であったが、5得点以上を挙げてガンバ大阪に勝利した上、トリニータとベガルタとの試合で、最小得点差でベガルタが勝つという他力本願では、やはり如何ともしがたかった。

 結果的にはトリニータ−ベガルタ戦が引き分けであったため、勝ち点でも及ばず、さらに、前がかりで攻めにいった反動で5点を奪われる完敗であった。

 年間トータルで、得点・失点ともリーグ15位(16チーム中)では、致し方ない結果かもしれない。

 年頭に天皇杯を制し、リーグ戦でも上位を窺っていただけに、サンガイレブンは勿論、K氏を含む裏方、サポーターもさぞやがっかりしているに違いあるまい。

 せっかく「部活.ネット」にも協力してもらっていたのに、管理人の私としてもひじょうに残念に思っている。

 しかし、かつても2部落ちを経験し、這い上がってきた歴史もある。また、浦和レッズやセレッソ大阪のように1年でJ1カムバックを果たしたチームも多い。

 問題は、黒部・松井といったエース級がチームに残って、この試練をともにしてくれるか、ということと、シーズン中に監督が何度も替わるといった事態を招かずに済むか、ということになる。

 2部に落ちても、いや、2部降格が決まった今だからこそ、「部活.ネット」ではサンガを積極的に応援してゆこうと思う。

 頑張れ!サンガ

サンガJ2落ちの反省書 by K氏
 
2003.12.11 up
 
 みなさんこんにちは。みんなが応援してくれていたのにこういう結果になってしまい本当に残念だし申し訳ないと思っています。本当みんなありがとう、そしてごめんなさい。それでなぜこのような結果になってしまったかを少し考えてみようと思います。これは自分に反省をする意味でもあります。(ここで少し考える自分。)

 チームが一年を通して戦うとき、色々なことが起こります。選手の怪我だとか、イエローカードの累積で出場停止とかその他いろーんなことがあります。うちは若い選手が沢山試合に出ているので、主力が欠けてしまうと、かなりいたい状況に陥ってしまうこともありました。黒部選手のオペや、手島選手の怪我もかなり響いたのも事実です。しかしそのようなことは多かれ少なかれどこのチームにもあることなんです。

 だからそういうことが原因ではないと僕は思います。じゃあ何なんだと考えたときに、僕自身のその時々の心理について思い返してみると、黒部選手がいないとき、

  「くろが帰ってくれば点も入るしまあ今はしょうがないのかな」とか

  手島選手がいないとき

  「てっし−がいれば点もとられなかったかもな」とか

  ひょっとしたらそんな気持ちがあったかもしれません。そして連敗中も「今はチームの流れもよくないけどうちの選手なら二部落ちする訳が無い。」とか、

  いつか何とかなる的な発想で日々を送っていたのかなーと今になってみると思います。「絶対におちないぞ!」では無く「絶対に落ちないでしょ」という気持ちだったかもしれません。

  もちろん選手の質も上位チームから勝ち点をとっていることからしても、絶対に落ちないと信じていたのだけど、そういう気持ちで臨んでいた時点で他の残留争いをしている死に物狂いで戦ってくるチームに負けている部分があったのかなと思います。

  あくまでこれは僕自身が感じていたことだから戦っている選手は頑張ってやってくれていたのですが、なんとなくそういう雰囲気が全体にあったかもしれません。直接対決を勝てなかった理由もそういうところがあったかも・・・。あーまた悔しくなってきた〜!!

 もうなんかうまくいえないのでこの辺にしときます。なんかまとまらなくってごめんなさいね。自分自身もまとまっていないのにやっぱみんなにうまく伝えられないや。

 が!来年はもちろん一年でJ1に復帰し、また紫旋風を巻き起こします!絶対に!!

  そのためにはみんなの応援は不可欠なのでよろしくね!ベルマーレとの試合もあることだしこれたら平塚に応援来てください。(僕はお留守番部隊なのでいけないと思いますが。)

  そんな感じで今年は僕のつたない文章を読んでくれた人本当にありがとうございました。来年も連載が続いていれば頑張って何かを伝えられれば良いと思います。それでは良いお年を、さよーならー。
 
=管理人から=
 

 来年も連載が続くかどうかは、あんたの心掛け次第です。必ずJ1に復帰してくれると信じてますぜ。

 それにしても、天皇杯制覇から一年足らず。「天国と地獄」を絵に描いたような転落ぶりは、ある意味でセンセーショナルでさえあった。来年は「地獄からのリベンジ」を頼みます!


天皇杯もアッサリ惨敗
 昨年度のチャンピオンであった天皇杯であるが、12月14日に行われた初戦(3回戦)の対サンフレッチェ広島戦に0−2で負けました。

 ...大丈夫だろうか、サンガ。