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高校B部門が実施された7月28日、ようやく梅雨が明け、夏らしい日射しがこの湘南にも訪れました。 26日のA部門の際は見当たらなかったコンクールの看板が今日は立っていて安心しました。 A部門の日に「今年は看板出さないんですか?」と案内の先生に訊いたのですが、わからず... この看板を見て「おっ、ちょっと暇だから聴いてみるか」と思って入場した人は本当にお得だったと思います。 それくらい今年のB部門はよかったと個人的には感じています。 結果は以下の通りでした。 |
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第17回湘南吹奏楽コンクール 高校B部門結果 |
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湘南学園:金[県大会出場] アレセイア湘南:銅 茅ヶ崎:銀 藤沢西:金[県大会出場] 藤沢清流:銀 寒川:銀 西浜:銅 |
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A部門に続き、B部門でも管理人の感想を書かせてもらいますね。 (部員数・男子数等は管理人目視によるもので、違っていたらゴメンなさい) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ |
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【湘南学園】金賞 30人 男4人 コントラバス2 チューバ2 ユーフォ1 打楽4 バレエ音楽「青銅の騎士」より[グリエール/森田一浩] 全体的に安定感のある演奏で、落ち着いて聴いていられた。 特にテンポの速いところで金管とスネアが中心になって演奏するところは、かつての角川映画を彷彿させる軽やかさと爽やかさであった。 管理人の知る限り、湘南学園の県大会出場は初めてであるが、ずっと出場を続けて昨年初めての金賞を掴み、その勢いで今年はついに地区を突破したことは尊敬に値する。 「継続は力」というのを見せてもらった。 県大会でも是非存分な力を出してもらいたいと願っている。 【アレセイア湘南】銅賞 20人 男3人 コントラバス0 チューバ2 ユーフォ1 打楽2 バレエ音楽「青銅の騎士」より[グリエール/森田一浩] 楽曲が湘南学園と全く同じというのは奇跡的なことではあるが、それだけにやりづらさはあったかもしれない。 弱奏部での抑えた演奏がいかに難しいかをあらためて知った。 客席から見て左側に寄せた打楽器の女子二人がひじょうに献身的な演奏をしていたのが印象的であった。 もう少し人数が増えて、音量が上がれば余裕も出来て、さらに飛躍できるのでは? 大いなる伸びしろに期待しています。 【茅ヶ崎】銀賞 25人 男0人 コントラバス1 チューバ1 ユーフォ0 打楽4 Jalan-jalan〜神々の島の幻影〜 [高橋伸哉] 抑揚の利いた金管と打楽器による始まり、木琴のメロディととの融合も素晴らしかった。 沖縄音階(?)をベースに打楽器がインパクトを与え、力が前面に出ている印象。 丁寧に演奏しようという意図と唐突なエンディングのブレイクもとてもよかった。 ここ数年では一番よかったように思えた。 (金賞もあるかと予想していたましたが...) 【藤沢西】金賞 30人 男3人 コントラバス1 チューバ2 ユーフォ1 打楽4 ウィングカラーズ [福田洋介] ステージ左側にドラムセットを含む打楽器を配置、チューバ・ユーフォの低音部隊が正面最後列というやや珍しい陣形。 とにかく最初の音出しから全開という印象で、メリハリが効いているという生易しいレベルではない。 音量の切り替え、場面転換も見事で、タムとティンパニーがいい味を出している印象。 とにかくその音圧とブレイクは凄まじいのひと言で、余裕のトップ通過であった。 それでも厳しく言えばミストーンもあったので、県大会までに細部を補正すれば、さらなる高みを目指せるのではなかろうか。 昨年に続き、東関東大会を近しい目標として頑張って下さい。 【藤沢清流】銀賞 10人 男0人 コントラバス1 チューバ1 ユーフォ0 打楽1 ブルー・シェイズ[ティケリー] 打楽器を下段中央に配置したステージは、ビジュアル的には面白いが、正直、複数楽器の兼務もあって音楽的にはどうなのか、と疑問を抱いた管理人を許してもらいたい。 全員が楽曲をよく理解しているからだろうが、音数・音量が少なくても全くスカスカ感がなく、音が前に出ている。 木管ソロと金管バック、立ち演奏のクラリネットソロと木琴のバッキングの取り合わせも素晴らしかった。 このくらい演奏出来れば、きっと指揮をしていても、アドレナリンが出て楽しいのではなかろうか。 10人でもここまでやれる、というのは部員不足に悩む学校にとっては大きな勇気を与えたことだろう。 【寒川】銀賞 9人 男2人 コントラバス0 チューバ0 ユーフォ1 打楽8[兼任含む] 管楽アンサンブルのためのアポクリファ[清水大輔] 直前の藤沢清流の演奏でひとしきり感動を覚えたあと、さらに激しい波が訪れた。 ステージ下段の中央には横一列にピアノ・ヴィブラフォン・鐘・名前のわからない小さめのヴィブラフォンみたいなやつ・大太鼓・ドラ・タム&ティンパニー、小さめのヴィブラフォンみたいなやつ、さらにはやや前方にコンガ(?)と名前のわからない硬い音の出るドラム... おそらく文字でどれほど書くよりも写真が一枚あればすごくよく伝わるのだろうが、いかんせんコンクールは撮影禁止なので、うまく伝えられる気がしない。 とにかく、いっぱい打楽器が並んでいる様を想像してもらいたい。 曲の始まりではピアノを除く全員が打楽器を奏で、度肝を抜く、打楽器アンサンブルのような趣であった。 しかも、打楽器のインパクトや安定感だけでなく、楽器を持ち替えての管楽器も相当鍛えられている。 最後にまた全員が打楽器に戻り、大音量でのエンディングは感動的で涙を禁じ得なかった。 寒川高校はおそらくあまり予期せぬ指導者の交代によるギャップを抱え、2013年には学生指揮で、2014年からは真壁先生が 指揮をされているが、コンクールでは思ったような成績を残せていない。 それを過渡期と呼ぶのかもしれないが、長らく寒川高校を見ている者にとって、やや酷な時間が続いていたように思う。 しかし、今年の演奏を聴かせてもらい、最も過酷な時期は終わったように感じた。 黄金期の復活はもちろん簡単ではなかろうが、2016年のコンクールを機に盛り返してくれたら管理人は個人的にも嬉しいし、ひいては湘南地区の音楽レベルをも引き上げてくれるのではないかと期待している。 本当に感動をありがとう。 これからも是非頑張って! 【西浜】銅賞 19人 男4人 コントラバス1 チューバ1 ユーフォ0 打楽3 響 〜音楽ができる喜び〜 始まりのクラリネットに象徴されるように、丁寧に吹こうという意志が随所に感じられる演奏だった。 強弱のメリハリを自信を持って演奏できるようになれば、より素敵な音楽が奏でられるはず。 終盤はダイナミクスも出て、ひじょうにまとまりのある演奏になっていた。 どんどんいろんな演奏会で経験を積んで、楽しんで表現できるといいね。 |
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B部門は清流や寒河のように10人足らずで出てくることもあるので、A部門とは違う楽しみもありますね。 そして別種の感動もあります。 県大会出場の湘南学園と藤沢西の健闘を心から祈ります。 初出場の湘南学園には勢いで演奏してもらいたいですし、「夢笛管隊」藤沢西にはより精度の高い演奏をしてきてもらえればと願います。 そして、これは管理人の願望ですが、2011年から2014年に掛けて行われていた「茅ヶ崎吹奏楽5高祭」に当たるようなイベントを何とか復活してもらえないでしょうか... 管理人もそのためにはひと肌脱ぐ気持ちはありますよ。 では、出場した生徒の皆さん、指導者の皆さん、関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。 また、コンクールが実施されるには、裏方の人たちが多数必要です。 それぞれの思いを抱いてお手伝いされていたかと想像します。 あらためてお疲れ様でした。 今度はアンコンを楽しみにしていますね。 |
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時折小雨が降る、これまでのコンクールではあまり経験したことのなかった天候でした。
管理人は仕事に追われ、階上である茅ヶ崎市民文化会館の到着がかなりギリギリになってしまったのですが、意外に2階席はそれほど混んでいないのです。 ここに審査員席が設けられていることを考えると、きっと2階席は全体の音が聴きやすいのかと察しているのですが、1階席での音と同時には聴けないので、真相はわかりません... |
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第17回湘南吹奏楽コンクール 高校A部門結果 |
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日大藤沢:銀 北陵:金 鶴嶺:銀 慶応湘南藤沢:銅 湘南:金[県大会出場] 藤沢総合:金[県大会出場] |
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打楽器と管楽器の掛け合いとダイナミクスの出し入れ、前の音が終息していくのと次の音が湧き上がってくる間のコンマ何秒かの息遣いにかなり細心の注意を払った演奏に思われ、吸い込まれるような感覚になった。 余談ではあるが、日大藤沢の指揮を振る堀内景介先生が湘南吹奏楽連盟の理事長に就任され、A部門の演奏が始まる前に代表として挨拶をされてから、直後トップバッターの指揮をするという連続の重責はやや気の毒だったように思う。 |
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県大会出場を決めた湘南・藤沢総合の関係者の皆さん、おめでとうございます。 本当に素晴らしかったと思います。 湘南地区代表として、胸を張れる演奏をお願いしますね。 ここ数年思うことですが、共学校でありながら部員のほぼ全員が女子、という時代がいよいよ終わろうとしているのかなと感じます。 かつて湘南地区では「男子1対女子2」という黄金比が存在していました。 まだ、そこまでには至りませんが、県大会出場の2校がいずれも10人以上(たぶん)の男子部員を抱えているという事実を見るに、復活しつつあるのかなぁと。 高校時代の真剣な部活経験は、将来にも必ずよい影響があると信じています。 男子諸君、未経験でもいいので、是非吹奏楽部に入ろう! |
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