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03.08.24 東北のチームの決勝と言えば
 
 いつのまにか高校野球が終わってしまっている。優勝は茨城代表の常総学院だそうだ。

 宮城代表の東北高校は残念であったが、またしても東北地方の学校が優勝することはできなかった。

 私の記憶が残っているところでは、1969年に青森の三沢高校が愛媛の松山商相手に延長18回引き分け再試合の末、敗れた、というのが東北地方のチームが甲子園で決勝まで進んだ最初の例である。
(正しいかどうか保証はしかねるが)

 あの時はロシア人の血が4分の1混ざっている太田幸治投手の鉄腕ぶりが各メディアを賑わせた。甲子園からアイドルが生まれる、という現象の最初ではなかったかと記憶している。ドラマ性もあったね。

 私はあの決勝戦(引き分けになった最初の試合)を、はじめ、当時住んでいた大阪の豊中市で見ていたのだが、その日には家族で和歌山に旅行に行くことになっていたため、途中で出かけたのであった。

 子供心に「最後まで見たいなぁ」と思っていたのだが、そんな我儘が許されるはずもなく、後ろ髪を引かれる思いで出掛けたのであった。

 旅館に到着して、まず何をしたか、と言えば、「あの決勝戦はどうなったんだ?」ということを知るために、旅館の部屋に備え付けてあったテレビ(当時、旅館の各部屋にテレビが置いてある、というのは画期的であった)のスイッチをひねる(当時、テレビのスイッチは「ひねる」ものであった)ことであった。

 驚いたことに、まだ試合をやっている。延長15回であった。

 今でもそうであるが、高校野球の試合というのはたいてい2時間ほどで終わる。プロと違って、妙な駆け引きや選手交替が極めて少ないためである。それだけに、異常な長さ(実際には4時間16分)だとも思えたが、私が再度見始めた15回で試合は終わるだろうと思っていた。

 15回裏、三沢はヒット・エラー・敬遠で1アウト満塁、しかも打者のカウントは0−3であった。まさに極限状態。

 ここから松山商の井上投手(現在は朝日新聞の記者)は2球続けてストライクを取ったのだが、6球目を強烈なピッチャー返しをされた。僅かに、差し出したグラブにボールが当たり、三遊間に転がったボールをショートがバックホーム。間一髪のアウトであった。

 16回裏も1アウト満塁。カウント2−2からのスクイズを見破った松山商がウェストし、三塁ランナーがタッチアウト。私にはサードがボールを落としたようにも見えたが、そこは高校野球。三沢ベンチから抗議もなかった。
(私はあのシーンを今も「セーフ」だと思っている)

 判官びいきを受ける三沢高校が後攻であったことも試合を緊迫感あるものとさせていたのだろうが、松山商の選手たちの落ち着きぶりは小学3年生であった私をして

 「高校生って、すげえ大人だぁ」

 と思わせるに十分であった。

 今も記憶が褪せずにこれだけの記述が出来るほど、この試合はインパクトがあった。
(一応、様々な本で、私の記憶する試合経過が正しかったかどうかは調べました)

 あの頃は「雪国のハンデ」という常套句もあり、単純に三沢に肩入れしていたところもあったが、1球の持つ恐さとそれにチャレンジする精神を松山商が見せてくれたとも思う。

 1971年、創立4年目の我が神奈川代表の桐蔭学園と戦った福島県の磐城高校も忘れ難い。

 この時にも「磐城炭鉱閉山」という社会背景とともに登場したチームだっただけにドラマ性は強かった。

 が、私はこの決勝戦の9回の攻防に“執念”という言葉は具現化されることがあるものだ、という印象を抱いたものだった。

 1−0で負けていた磐城は9回、待望のノーアウトのランナーを四球で出す。ここからが凄かった。まず、犠牲バントでランナーを二塁に送った。これはセオリー通りだと言えよう。

 しかし、1死後、さらに犠牲バントでランナーを三塁に送る。

 二塁でも三塁でも、ワンヒットで生還できることに変わりはないじゃないか、と私は思っていたが、当時の磐城高校監督は別のことを考えていたんだろうね。

 「ランナー三塁なら、投手・野手ともにプレッシャーが掛かる。エラーやワイルドピッチもできないんだ。」とかね。
(直接聞いたわけでも、文献からの引用でもないので、本当かどうかは分かりかねるが)

 この最終局面で、初めて甲子園にやって来た桐蔭学園ナインもよく落ち着いて、次打者を封じたが、これも見ていてドキドキする試合であった。

 桐蔭ナインは

 「どうせ打たれたり、エラーしても同点止まりだ」

 と考えていたのかもしれない。まさに精神戦である。気持ちのありようで、事態を捉える見方も変わるのか、ということを教えられた試合であった。
(勿論、あとになってから、という意味ですが)

 この夏、常総学院に破れた東北高校は、上記2チーム(三沢・磐城)とは色合いが最初から違う。県内で仙台育英高校との戦いを制し、ダルビッシュという超高校級投手もいる。

 「雪国のハンデ」という言葉は少なくとも彼らには当てはまらないだろうし、夏の大会なら尚更だ。また、彼らも自らが雪国代表だとも考えていないであろう。
(しかも、全国各地から選手を集めている)

 最早、どの地方の高校であっても全国制覇は可能であろう。実はそのことが少し私は寂しかったりするのである。

 ......

 さて、明日とはお約束できないが、優勝した常総学院の木内監督について書くことで、この連載は終了の方向に行くことになろう。

 いつ更新されるかもわからない駄文に付き合ってくれた人、ありがとうございました。では、最終回でお会いしませう。

03.08.17 こんなことが起こったらどうすんだろう
 
 本日(8/17)は8月の中で唯一、24時間を自分の好きに使える一日であった。で、この連載のため、というより、自分が見たいから、という理由で高校野球をテレビ観戦するつもりであった。

 ところが、雨で中止だと言うではないか。ちょっとした不運を呪ううちに、自らの体調が思わしくない、ということを自覚した。

 私は熱を計らない主義であるため(熱があるとわかると、気持ちが萎えるので)、どれほど体温が上昇したか、ということは正確にはわからないが、思わず昼間から寝入ってしまった。

 気がつくと、プロ野球の巨人−阪神戦が始まっていて、セ・リーグで圧倒的な独走をしている阪神が「死のロード」に出ていることをアナウンサー氏が何度も告げていた。
(ということは、私はこの試合を見ていたことになるね)

 ま、「死のロード」という言葉は、阪神が本拠地としている甲子園球場が、この時期は高校野球に明け渡さなければならないため、予め、この期間はずっと相手チームの本拠地(つまり“ロード”)での戦いを強いられるスケジュールになる、ということを指すわけだが、今年は台風も含めて、随分と雨が多いなぁ、ということを思い出した。

 ちょっと気になって調べると、既に高校野球の全国大会は4日も雨天順延となっている。

 当初の予定では決勝が21日だったところを、準々決勝を1日で4試合やるなどの調整の末、23日にやることに、今のところはなった模様だ。

 問題は、これからもずっと雨が降り続いて、順延が繰り返された時である。

 この時期、雨が降ってもおかしくはないので、余裕を持って組んである日程ではあるが、26日からは阪神が「死のロード」から戻ってきて、巨人戦を行うことになっている。

 つまり、あと4日順延になると、高校野球とプロ野球を同日開催という前代未聞の現象が起こるかもしれないのである。

 ん〜、これはテレビ桟敷でしか観戦できない者にとっては実に興味深い。いやいや、もっと順延が繰り返されれば、全国大会なのに途中で打ち切りになったりするかもしれない。となると、そこまで勝ち残っていたチームが全部優勝か?

 以前、正月に行われるサッカーの高校選手権で、昭和天皇崩御のため、決勝が取りやめになり、両校優勝(どこの高校だっけか?)ということもあったし。

 それにしても、選手はともかく、応援に来る人たちは大変だろうな。兵庫や大阪の代表ならともかく、九州やら東北やらのチームは甲子園に来るだけでえらく交通費が掛かったりする。宿泊するにしてもタダで泊めてくれる所なんかないぞ。

 それに選手たちは順延されるたびに宿泊日数も増えてゆくが、その料金は誰が負担しているんだ、ってことも問題になるなぁ。甲子園に出ることで寄付金などもある程度は集まっているんだろうが、限界もあるしね。

 まさか自己負担じゃないんでしょ?

 しかし、野球というのは不思議な競技だ。雨が降れば中止、という覚悟のもとで選手も観客も対している。これがサッカーやラグビー、陸上といったスポーツならちょっとやそっとの雨では中止にはならないからね。

 いずれにしても、選手諸君が最終試合まで存分に戦えることを祈ってます。雨も、現チームで野球を出来る日が延びたと思って受け入れたところが強いように思えるが....

 ところで、私の熱は下がったのだろうか....

03.08.10 いくつか考えたこと
 
 神奈川県大会が終了したあとは(というか4回戦あたりから)、本業が忙しくなってしまい、2週間もほったらかしになってしまった。

 神奈川大会はほぼ予定通りの日程で7月30日に 横浜高校を破った横浜商大高校が代表と決まったが、本日、甲子園にて、昨年夏の覇者・明徳義塾高校(高知)に善戦の末、負けてしまった。

 東東京は都立の雪谷高校が代表となって騒がれもしたが、やはりこちらも初戦でPL学園(大阪)に負けてしまった。

 しかし、彼らは甲子園に来て試合をしただけでも嬉しかったろうし、生涯、そのことを誇りにできる。

 「俺、高校の時に甲子園に出たんだ。」

 というのは、多くの者に羨望の気持ちを起こさせる。

 翻って、地区予選というのは過酷だ。トーナメント方式ということもあって、必ずしもその地区で最も強い(というか、甲子園に出て、最も戦えそうな)チームが優勝するとは限らないわけだ。

 だいたい、私の教え子が練習試合とはいえ、雪谷に投げ勝ったという事実ひとつを取り上げてみても、雪谷が東東京で最も強いか、ということには疑問がある。しかも、我が教え子は地区予選2回戦で登板することもなく(だって三番手投手だからね)敗れ去っているのである。

 やはり、野球だからこそ起こり得る現象だということだ。

 しかし、そのことを以って、雪谷が東東京大会で優勝 したことを否定するものでもないし、むしろ野球という競技の特質を教えてくれたと言っても過言ではあるまい。

 となると、毎年のように甲子園に出てきて、常に上位に入るような高校というのは、その地区の中に於いては図抜けた存在だということになる。

 横浜商大高校を破った明徳はナント6年連続出場という快挙を成し遂げている。
(しかも、去年は優勝)

 高知県には高知商・高知高校といった全国優勝の経験もある学校がひしめいているが、そこでずっと勝ち続けることは、ある意味で甲子園に出て、優勝することよりも難しいかと想像する。

 何しろ、高校野球では3年を一つの周期として、全メンバーが入れ替わるので、一人のスーパー選手の存在だけでは如何ともし難いわけだ。

 神奈川代表が横浜高校だったなら、と思った人も中にはいたかもしれないが、「れば・たら」はないので、考えても仕方あるまい。しかも横浜商大は持てる力をほぼ出し切ったと見えた。

 春の選抜とは違って、地区予選から一度たりとも負けが許されない夏の選手権。時間のある限り、観戦したいとは思うが、果たして何試合見ることができるだろうか...
 
その規定にちょっとした疑問
 
 たまたま、8日に行われた「駒大苫小牧−倉敷工業」の雨中の戦いをちょっとだけ見ていたんだが、4回ウラの駒大苫小牧の攻撃中、降雨でノーゲームとなった。

 で、驚いたことに、翌日再試合だという。

 なぜ、驚くかと言えば、駒大が8対0で圧倒的にリードしていて、このまま試合が進めば倉敷工に勝ち目は薄かったと思えたからである。

 7回が終了しなければ試合が成立しない、という規定はまだ納得できるが、4回まで戦ったものをチャラにして、またゼロからやり直しができる、というのは、いささか不可解だ。
(特に駒大苫小牧関係者はそう思ったことであろう)

 なぜ『持ち越し』(サスペンデッド)にせず、最初からなのであろうか...

 いやね、相撲でなかなか勝負がつかずに水入り、などということが稀にあるが、それですら、組み合っていた元の体勢に戻してから再勝負なのであるよ。

 結果的に翌日の試合で倉敷工が勝ったから言うのではなく、駒大が8点取ったという事実は何の評価もされない、ということがおかしいと思われるのである。

 「規則だから」と言われてしまえば返す言葉もないが、これは改めた方がいい。 一発勝負、という大前提を覆すルールともなりえるし。

 高野連の方々にご再考頂きたい。
 

03.07.27 Ordinary or Selected
   
本日は、いつにも増して格調高く書かせて頂きます
 
 7月23日、茅ヶ崎で唯一3回戦まで勝ち残っていた鶴嶺が城郷高校に敗れた。心から応援していたので、勿論、残念ではあったが、正直に言えば、甲子園に出られるとは微塵も考えてはいなかった。

 甲子園で優勝しない限り、いずれ敗北の日はやって来る。そしてチームは解散し、3年生たちは引退してゆく。これは野球に限らず、高校スポーツでは宿命であり、実は優勝チームも優勝した瞬間にチームとしての機能は終わる。

 何も、それを殊更美化して話そうとしているつもりはない。「負けたら終り」というのは世の中には掃いて捨てるほどある、ありふれた図式である。

 そこに参加しているしているのが高校生だ、というところに力点はある。

 現在、神奈川県予選は準々決勝が終り、勝ち残っているのは、東海大相模・横浜・横浜商大・桐光学園の4チームとなってしまった。大会が始まる時には198チームが「明日への展望」を持っていたところだったが、既に194チームは1・2年生主体の新チームへと衣替えを始めたわけだ。

 30日には、上記4チームのうち3つは、やはり衣替えを余儀なくされる。

 甲子園への道を閉ざされたチームの3年生の大半は「普通の」高校生である。「普通の」という表現が適切であるかどうかはさておき、彼らのうち、大学・社会人・プロといった環境で、さらに真剣勝負の野球を続けられるほど資質に恵まれた者は稀有である、ということだ。

 つまり、高校というレベルまでなら「普通の」子供であっても何とか部活動という手段で真剣勝負に参加することが可能であるが、そこから先、もう一段高いレベルでやる環境は、「選ばれた」者にしか与えられない。 「普通の」高校生たちは、部活引退とともに、真剣勝負としての競技からフェードアウトする宿命である。

 サバイバル、と言える。

 だから高校の部活動は「普通」と「選ばれた」が交錯する最後の接点なのである。「普通」と「選ばれた」との間に、ごく僅かだけ存在するボーダーラインにいる者にとっては、ふるいにかけられる点だとも解釈できる。

 「選ばれた」者は、「普通の」者に徹底して勝つべきである。勝負をしている間は徹底して無慈悲であるべきだ。“無欲の勝利”などを与えてはならない。

 「普通の」者は、よりよく「選ばれた」者に叩きのめされることを無意識に願っている。

 「普通の」者にも敗北による痛みはあるに違いない。しかし、彼らは無意識のうちに、いずれ訪れる敗北の日を“いかにして受け入れられるものにするか”を考えている。そして、それは許されることである。試合に敗れることが、即ち、人生の落伍者である、ということは意味しないのだ。

 どちらの側にいることが幸いであるのかは、今も私にはわからない。人生のある断片に於いて、高校の(特に3年生の)引退を懸けた試合が、「普通」と「選ばれた」を明確に分けることだけは確かであるが、そこで自分がその断片にあっては「普通」であると自覚し、別の真剣勝負の場を求めることが悪かろうはずはない。

 「選ばれた」者には、「選ばれた」者の苦悩がのちに息を殺して佇んでいるのだ。


 賢明なる指導者は、そのことを彼らに伝えてやって欲しい。
 

03.07.22 高校野球にだけある、いくつかの風景(5)
 
 本日は、20日の鶴嶺対立花学園の試合中、或いはその前後でいろいろな人に伺ったお話を書きますね。
(明らかに鶴嶺サイドから書いていることはご寛容下さい)

 高校野球という世界でも稀なイベントを通して、「学校」というものの存在が透けて見えるようにも思えます。ご協力頂いた皆さん、この場を借りて、御礼申し上げます。
 
   休日ということもあって、観戦に駈けつけた石塚教頭 (左)と柴田校長(右)。

 御二人とも「ナイスゲーム」だと生徒たちを賞賛!

 石塚教頭は私と同じ見解で、「5回をあの1点に抑えたのがあとで効いた。円谷くんがよく頑張った。」とのこと。さすが体育科ですね。
(教頭先生は元器械体操の選手!)

 柴田校長は「どちらもよく鍛えられたいいチームで、内容も濃いゲームを観られて本当によかった。」 と心から嬉しそうに語って下さいました。

   リリーフ青木くん・正捕手里村くんの2年生バッテ リーの担任である石野先生。

 教え子の大活躍に満足げです。

 「勉強は?」という質問には


 「.......」

   勝利監督となった菊地原先生。いつも取材に対してご丁重にお答え頂き、こちらが恐縮してしまいます。

 試合後の握手では、私の手がちぎれるかと思いました。すんごい握力です。

 菊地原先生、私は右手が強度の腱鞘炎です....。
(現在、握力17。子供以下だ!)

 先に言っておくべきでした...(泣)


 
   吹奏楽部の顧問・田島先生。この先生と話しているとなぜか心が休まります。

 鶴嶺吹奏楽部はこの日コンクールに備えた強化合宿中。そちらは堀内先生に任せて応援に駈けつけたそうです。

 コンクールでの健闘を祈ります!取材にも行かせてもらう予定です。
高校野球は、応援する側にも強い「参加意識」をもたらしますね。ブラス応援も、現役吹奏楽部員が合宿で不在の中、3年生やOBが助っ人に来て頑張ってくれました。
 


 
   チア同好会の結成メンバー3名。左から、清水美和さん、熊切香菜恵さん、杉平奈々絵さん。皆さん、今春の卒業生です。

 彼女たちが高1の夏に自発的に始めたのがきっかけで、途中、同好会で顧問の先生がいないことから、自分たちに甘えが出た時期もあったそうですが、それを乗り越えて、現在のチアがあります。

 「笑顔でねぇ」「もっと声だしてぇ」「手は腰ねぇ」

 後輩たちの応援ぶりに彼女たちのトーンも上がります。
どうやら、1年生と2・3年生ではユニフォームが違うらしい。黄色い線が入っているのが上級生。黄色い線が入っているものはちょっと値段が張るそうです。


   父母会の皆様方。やはり子供の活躍は嬉しいものですね。

 劣勢の5回終了時には、ジュースを一般客にも配給。私も頂いてしまいました。ご馳走様でした。
 

 決勝打を放った池田くんのお父さんは

 「次の試合が勝負ですね」

 と、試合終了後、気を引き締めていました。城郷高校の吉田投手を池田くんが打ち崩せれば、勝つチャンスもグッと広がりますね。

 あなたの息子はスゴイ!と本気で思います。ずっと一緒にキャッチボールをやってこられたとのことで、感慨もひとしおでしょう。

 3回戦でも父母会パワーを見せて下さい。

応援はベンチ入りできなかった野球部員が指揮を執る。彼らも闘っている!

   1回戦に続き、西浜主将の鶴嶋くんを発見。

 自分がもっと続けたかった野球を、少年野球時代のチームメイトを含んだ鶴嶺が続けられることへの羨望と、彼らに「託す気持ち」の両方を抱えて、きっと複雑な心境であろうと思います。

 頑張れ!鶴嶋くん


<注>この応援団長さんは今春の鶴嶺高校卒業生(一応、性別:女)。今後も熱血レポートを送ってくれるそうです。
 
今年もやって来ました、熱い夏がっ!!ってことで、高校野球の季節です。
高校野球ファンになって、早5年。いつの間にか、高校生じゃなくなってしまいました・・・(苦笑)
が、それでも私は球場に現れます。何てったって、自称「野球部応援団長」ですからね。
 
さて、1回戦で上郷高校を破った、鶴高野球部が次に挑むのは立花学園。
初回にいきなり3点を取られてしまい、早くもピンチかっ!?と思いましたが、いやいや、そんな事で怖気付く、鶴嶺ではありません!!
取られたからには、取り返しますよ。
2回に2点、8回には3点(ホームランまで出ちゃったからね)と、点を重ねてゆき、終わってみれば5−4で鶴嶺の勝利☆
鶴高野球部の「ハツラツ野球」が炸裂しましたね。
そして最後にゃ、皆で校歌を熱唱しましたさ。
(この校歌、1年の時、1回戦の前夜に必死になって覚えたっけなぁ〜。)

この日の応援はスタンドが狭いせいもあるのだろうけど、ほぼ埋まってましたね。在校生や先生方は勿論、OB・OGも沢山きていて、自称・応援団長は嬉しかったです!
私は、高校野球の魅力って、応援にもあると思うんですよ。
何ていうかな、選手と同じ位、熱くなれるっていうのかな。なんか、上手く表せないのだけど、一緒に戦ってる感じになれるんですよね。

とにかく、まだまだ鶴嶺は爆走し続けますので、皆さん、応援宜しくお願いします☆
我が鶴嶺に栄えあれ!!

<おまけ>
どうでもいい話なんですけど、今回、初めてボークを生で観ました(本当、どうでもいい・笑)
で、ボークで思い出すのが、81回大会で同点の最終回、満塁の場面で押し出しのボークを出して負けてしまった、当時2年生だった、あのピッチャー。今どうしてるんでしょうね?
まだ、野球続けてるのかな?

[管理人からのお答え]
続けていると、朝日新聞の特集に出ていましたよ。私もあの場面はよく覚えてます。
 

 さあ、23日はいよいよ強敵の城郷高校戦。好投手を相手に打線がどこまで食い下がれるか、が勝負の分かれ目になりそうです。私は応援に行けないかも...。でも、自称「応援団長」がそれをカバーしてくれるのではないかと信じています!
(正直言うと、ちょっと不安だ...)

03.07.20 高校野球にだけある、いくつかの風景(4)
 
【副題】立花学園・佐藤貴之捕手に捧げる
 
立ち上がり、ホームランを含む3失点で、一瞬鶴嶺側スタンドは落胆の色を見せたが、すぐさま反撃。5回ウラの厳しいピンチも最小失点で乗り切ったことで、8回の逆転に繋げた。しかし、その逆転劇の裏にあったものは...
 

いよいよ試合開始
 

円陣を組み、ありったけの声で叫ぶ
 





内野席しかないとはいえ、
ほぼ満員の八部球場。
こんな中で野球ができることを
幸せに感じてもらいたい。

 



初回、やや乱れた円谷くんだが
以降立ち直り、逆転を導いた。

 


投げては無失点の好リリーフ
打ってはホームランの青木くん

 


やっぱ最後はこの男か...
池田主将、執念の逆転三塁打

 


ゲームセット。歓喜の鶴嶺応援団
 


勝って笑顔の鶴嶺ナイン
 


負けて泣きじゃくる立花の生徒たち
いたたまれぬほどのコントラストだ
 


試合後、千羽鶴などを鶴嶺に
託す立花学園ナイン

   本日、藤沢・八部球場に「鶴嶺対立花学園戦」を観戦に行った。茅ヶ崎勢の中で唯一勝ち残っている鶴嶺だが、昨秋の県大会でベスト8入りしている立花相手では苦戦は免れまい、という予想もあったので、絶対に試合開始からゲームセットまでを見届けようという意志は固かった。

 ところが球場の駐車場は絶望的な混雑。第二試合ということもあったし、第一試合にはプロの注目する城郷高校の吉田投手が投げるということもあって、スタンドも満員。立花はスクールバスも使って応援部隊を繰り出して、準地元の鶴嶺への対抗意識も十分感じ取れる。

 試合経過の詳細は省かせてもらうが(この観戦記の趣旨と異なるため)、スコアボードを見ているだけでは絶対にわからないドラマが待ち受けていたのであった。

(4)こちらも高校生なら、向こうも高校生
 何を当たり前のことを、と思う人もいるかもしれないが、試合に没頭するあまり、その当たり前のことを忘れてしまうことも多々ある。

 それが「思い込み」というもので、『相手のほうが強い』という強迫観念にも似た思い込みは、精神をどんどん束縛してゆく。実際、下馬評の高い方も『負けたらシャレにならねえ』と思っていたりする。

 実は五十歩百歩なのである。(たぶん)

 私が高校時代、陸上の試合に出る時は、呪文のように『あいつらも高校生だ』と唱えていたもんだ。
(勿論、それだけでは勝てないんだけどね)

 本日の試合に於いて、私は勿論、鶴嶺側で応援していた。我が母校である平塚江南も既に敗退し、茅ヶ崎地区でも最早鶴嶺しか残っていないという状況なのだから、仕方あるまい。

 下馬評では「立花学園優位」である。

 そりゃまあ、野球専用グラウンドがあり、昨秋ベスト8という実績を加味すれば、当然と言えば当然だ。

 しかし、これはラグビーやバスケットボールのように、たくさん得点が入るスポーツではなく、“1対0”という決着もあり得る野球だというところが肝心だ。

 サッカーでもそうだが、ロースコアで決着するスポーツには番狂わせが付き物であり、圧倒的な力の差がない限り、その日その時のコンディションや精神状態が大きく物を言う。
(アトランタ五輪のサッカーで日本がブラジルに勝つなどと、どれほどの人が予想できたろう?)

 そして、ちょっとした心の隙が手痛いしっぺ返しともなりうるのである....

 試合は7回終了時には4対2で立花学園がリードして、ややこう着状態に入ったと思えた。何かが起きないと、このままで試合が終了しそうであった。

 しかし、その「何か」が起こる伏線は5回と7回にあったと思われる。

 5回ウラ、鶴嶺は立花に4点目を献上し、尚、一死二・三塁というピンチだったのだが、ここをエース円谷くんの力投で最小失点で切り抜けたこと。ここであと2点取られていたら、逆転劇を呼ぶこともなかったろう。

 そして、7回表は驚異の7割バッター池田主将からの期待された攻撃であったが、無得点に終わってしまい、何らかの手を打たないと、ズルズルと負けモードに入ってもおかしくない展開だ。

 7回ウラ、エース円谷くんに替えて、ライトを守っていた青木くんがリリーフに立った。彼はまだ2年生であり、緊張しなかったと言えば嘘になるだろうが、3年生に較べれば、やや気楽に投げられる場面である。
(本人に直接聞いたわけではないので、本当に気楽だったかどうかはわかりませんが...)

 で、彼は7回ウラをアッサリ0点に押えた。8回表の攻撃は好リリーフを見せた、その青木くんから始まった。

 何かを予感させるものがあった。

 ところが、打席では少し力んだのか、ボール球(に見えたんだよ)に手を出し、あえなくキャッチャーファウルフライを打ち上げてしまった。

 フライはゴロとは違い、「捕る」⇒「投げる」⇒「受ける」という3つの動作のうち、「捕る」だけしかないので、残念ながらこれでワンアウトかと思われた。

 ところが、この平凡なフライを立花学園の背番号12、佐藤捕手が落球する。

 私はバックネット裏からこの場面を間近に見て、1979年の箕島高校対星陵高校の延長18回に及ぶ激闘のターニングポイントを即座に思い出した。

 あの試合では、春夏連覇を目指す後攻の箕島が、延長に入って、常に先手を取られる展開で、16回表に星陵が1点を入れ、そのウラの箕島の攻撃も2アウト。バッターボックスに入った森川選手は1球目をあっさりとファーストへファウルフライを打ち上げた。

 万事休す、というのはこういう場面で使う言葉である。標準的な高校球児であれば、100回のうち99回はキャッチできるイージーフライであった。

 ところが、一塁手の加藤選手は土と芝の切れ目にスパイクが引っ掛かり、このフライを落球してしまう。

 ゲームセットとはならなかった試合は続行され、結果は多くの人がご存知の通り、森川選手が打ち直しのホームランを放ち、再度同点となり、18回ウラ、ついに箕島がサヨナラ勝ち。さらには史上3度目の春夏連覇を達成した。

 加藤選手が油断したわけではないだろう。甲子園に出て来るようなチームほど、基本は徹底されているものだ。しかし、100回のうちの1回がそこで起きる可能性は常に存在する。

 立花学園の佐藤捕手が、落としたボールを見つめて、首を傾げているのを見た時

 「いやいや、まさかここで青木くんがホームランを打ったりしてね」

などと、心の中で呟いていた。万一に備え、カメラを構えた。






 打ちやがりましたな、ホームラン。





  水島新司の漫画かと思うような出来事だったが、それが事実だから恐ろしい。

 これで冷静でいられるほど、立花バッテリーも強心臓ではなかったようで、鶴嶺は大技・小技を絡めて、同点とし、尚、2アウト二塁で猛打・池田くんがバッターボックスに入る。

 ここで、立花はタイムを取り、内野陣がマウンドに集まる。私はてっきり池田くんを敬遠するという作戦に出るものと思っていた。

 何せ、彼は昨夏と今年の1回戦を合わせた成績が

18打数13安打(うち、二塁打5本)
打率 .722


 最早ケダモノの領域に片足は突っ込んでいる、という男だ。勝負強さも並大抵ではない。

 佐藤捕手が立ち上がらないのを見て、「マジで勝負するの?」と目を疑った。
(昨日も書いたが、「敬遠」というのは、ルールで許されている行為であり、卑怯でも何でもないぞ)

 しかし、立花のこの作戦が的中したかに見えた。池田くんが打ち損じたボールはバックネット方向に揚がり、十分キャッチャーが捕れる範囲と思われたのだ。

 ところが、これをボールに触っていながら、落球。
(青木くんの時よりは難しいボールではあったが)

 命拾いした池田くんは、遠慮ということを知らない。ブンッ、とバットが一閃したかと思ったら、ボールは外野を転々とし、逆転の三塁打となった。
(あんた、何本ヒット打てば満足するんだね?)

 大盛り上がりの鶴嶺スタンド。池田くんのお父さんは「今のでスカッとしました」と実に爽やかな笑顔。

 9回ウラ、2アウト二塁という一打同点の場面でも、青木くんが冷静に投げ、最後のバッターをライトフライに打ち取った。
(もし、私がこの場面で守っていたら、「絶対に俺のところへだけは球が飛んで来るな」と思ったに違いあるまい。途中から守備に入っていた岡田くん、よく捕りました。エライ!)

 校長も教頭も大喜びだ。そして、ブラスに合わせて校歌を歌う選手たちと応援席。劇的な逆転勝ちであった。

 しかし、私は鶴嶺の勝利のみを称えようというつもりはない。立花学園も十分鍛えられたいいチームであったし、応援マナーも素晴らしかった。

 同じ高校球児。野球という競技の特性、トーナメント戦という勝者と敗者とのコントラストをあまりに明確にさせる決着法。ちょっとしたシナリオの違いで、結末は変わったかもしれないのだ。

 たかが野球、されど野球

だね。

 立花学園の佐藤捕手。君も3年生で、「これが最後の夏」という意気込みで辛い練習にも耐えてきたかと想像する。その「最後の夏」がこのような形で幕を閉じるとは思ってもみなかったことだろう。

 試練だね。きっと眠れぬ夜を過ごしたに違いあるまい。

 しかし、これで野球を嫌いになったり、捨て鉢になってはいけません。どんな人間でも失敗はする。その失敗の大きさを財産にしてもらえれば、と願ってやまない。

 頑張れ!さとう!


P.S.
  星陵の加藤選手は、その後営業マンとなり、「いゃぁ、実はボク、箕島戦でエラーしちゃった一塁手なんですよぉ。」とセールストークしているらしいぞ。負けるな!
 

◇茅ヶ崎市内5校 本日の戦績[7/20]
 
鶴嶺5−4立花学園●
 
 鶴嶺、8回の逆転劇は立派。3回戦ではプロ注目の本格派右腕・吉田幸央投手を擁する城郷高校との対決。池田主将とのケダモノ対決に、今から胸が躍ります。
 尚、明日以降、本日までに取材した様々なことを「書ける場合に限って」書きます。だって、22日からは夏期講習というビッグイベントが始まってしまうからね。ご寛容を。

03.07.19 高校野球にだけある、いくつかの風景(3)
 
  (3)ただ見のオッサン
(一部、オバハンあり)
 ある意味、これは列記とした文化である。

 左の写真を見てもらえればわかるが、彼らは平塚球場の周りにある、いくつかの「見晴らしのよい」場所をちゃっかり見つけて、入場料を払わずに高校野球を観戦しているのである。

  こうした無料観戦は平塚球場に限った話ではなく、他の球場でもよく見られる風景である。また、そういった集団(もとから相談して集まったわけでなく、その場で偶然居合わせただけの人たち)が一つや二つではないのだ。7月16日の「鶴嶺−上郷戦」では、私が周囲を丹念に見て歩くと、少なくとも7グループはあった。

 何人かの人たちに「どちらかの高校の関係者の方ですか?」と質問してみた。

 答えは全て「いいえ」、である。



「なぜ観戦しているのですか?」
(私)




「高校野球が好きだから」
(オッサン代表)



 何というシンプルな回答であろうか!こんな情景は他の高校スポーツでは考えづらいのである。

 彼らは出場校の関係者でもなく、会場関係者でもなく、勿論、ライバルを偵察しに来たわけでもない。ただの通りすがりの(または、最初から高校野球を見るという目的でやって来た)人たちなのである。

 だいたい、地方予選の1回戦から、500円とはいえ入場料を取るあたりも、高校野球ならではだ。球場を借りたりする経費が必要なのはわかるが、日本人の高校野球好きにつけこんだ商法だとも言える。つまり、「メジャー」ゆえに出来る入場有料化である。
(ここに私は提案する!3回入場料を支払ったら、せめて4回目はタダにしてくれ!)

 しかし、一般庶民にも知恵というものがある。わざわざお金を取られる入場方式を選択しなくても、金網越しに十分堪能できる術があるのだ。考えようによっては、彼らこそが高校野球を心から愛する真のお客さんなのかもしれないのだよ。

 バスケット・バレー・卓球・バドミントンは言うに及ばず、柔道・剣道、果ては「かるた」に至るまで、室内競技の高校スポーツ地方予選の1回戦・2回戦で入場料を取られるなどという話は聞いたことがない。いやいや、テニス・ハンドボール(本来は室内競技だが)・サッカー・ラグビーといった屋外競技でも同じだ。

 入場料なんか取った日には、観客がゼロになってしまうぞ。

 やはり、高校野球、しかも夏の選手権大会だけは特別なのである。

 思うに、日本人にとって、野球は大きく次の5つに分けられる。
@リトルリーグ・シニアリーグを含む少年野球・中学野球
A高校野球
B大学・社会人野球
Cプロ野球(メジャーも含む)
D草野球

 このうち、最も長く深く愛されているのが、間違いなく高校野球である。プロが誕生する前から全国大会が存在し(ということは、つまりは地方予選もあったということだ)、地域の独自性・県民性といったものを発揮することで、単に一高校という範囲に留まらず、その高校を中心とした市町村・都道府県を一体化させる力があったし、以前この連載でも書いたが、たいへん応援しやすい競技であることも味方した。

 かつて(第2次世界大戦前後あたりまで)はその高校野球のスターたちがこぞって東京六大学に進むことで、大学野球にも「華」があったが、現在ではすっかりプロにそのお株を奪われ、そのプロ野球もメジャーリーグの狩場と化しつつある。

 ちょっとピンチだね。

 でも、高校野球だけは健在である。大学に進む者も、社会人野球に身を投じる者も、プロ(メジャー含む)に行く者も、99%は高校野球を経ているのだ。
(三冠王3回の落合博満氏や現オリックスのマック鈴木投手のように、高校野球を中途で投げ出した人も中にはいますが)

 歴史が長く、裾野も広い、地域性も出せて、応援しやすい。さらには、高校時代に活躍した選手たちがその後どう成長するかをメディアを通じても(勿論、直接的にも)知ることが出来る。

 しかも、野球という競技は、下馬評を覆すなどというのが日常茶飯事だ、という特性がある。

 例えば、江川卓氏(現在はほぼ芸能人。でも、私の中では史上最高の投手)の作新学院や、ヤンキースに入団していきなりオールスターにまで出場した松井秀喜外野手のいた星陵高校は、甲子園では優勝できなかった。その事実をとってみても、一人のスーパースターの存在だけでは如何ともし難いのが野球なのである。

 作新を破った広島商は、「あんなボール、高校生がまともに打てるわけがない。何かの拍子でランナーが二塁にまで行った時だけ、盗塁してキャッチャーの悪送球を誘うか、バントで一気にホームを突く」という、まさに蟻が象を倒す方式の作戦で、けたぐりのような勝ちを収めたし、星陵を破った明徳高校に至っては『松井を5打席連続敬遠』という、破天荒な必殺技すら使ったのだ。

 そうした作戦・戦術の好き嫌いはともかく、広島商も明徳もそうしなければ勝てなかったのだろうし、そうしたからといって必ず勝てる保証もなかった中で、恥も外聞もなく、それを遂行し、勝ったのだった。
(私は個人的には、そうした戦法は賞賛されてもいいのではないかと思う。少なくとも批難される謂れはないはずだ)

 話が飛躍するかもしらんが、高校生の選抜チームを作って、時間を掛けて練習すれば、今年の阪神タイガース相手であっても、100回やれば、5回くらい勝てる可能性は十分にある。
(この点についてはサッカーでも似たようなことは言えるが)

 これが同じチーム球技であっても、バスケットやバレーでは同じようにはいかない。

 金網にしがみついて「鶴嶺−上郷戦」を見つめていたあのオッサンたちは、そういった野球(特に「負ければ明日はない」という夏の高校野球)“愛される理由”を無意識に体現している人たちなのだ。

 また明日も金網にしがみついてくれ。

◇茅ヶ崎市内5校 本日の戦績[7/19]
 
茅ヶ崎2−4逗子○
 
 イ、イカン!茅高までが....。4点先行されて、終盤に2点返したのだが、一歩及ばず...。悪気はなかったのだが、本日も応援に行けず...。明日(20日)の鶴嶺対立花学園は、仕事の時間を割いても応援に行かねば。午後1時半から藤沢・八部球場です。立花学園は野球専用グラウンドを持つ強豪。読者の皆さんも、是非、茅ヶ崎地区で唯一残っている鶴嶺にエールを!
 
◇茅ヶ崎高校の戦いぶりなどはこちらのサイトが詳しいようです⇒茅ヶ崎高校野球部を応援するHP

03.07.18 高校野球にだけある、いくつかの風景(2)
 
※実際に書いているのは、すっかり7月19日になってからです。悪しからず!
 







ブラスだけでなく、チア、父母会、
一般生徒も一体となった応援。
あまりのボリュームに、インタビュー
も途切れがちでしたよ。


平塚球場でポツリと佇んでいた
西浜キャプテンの鶴嶋くん(左)。

「もっとやりたかったです」
というのは本音だろう。

少年野球時代のチームメイト
喜古くん(鶴嶺)の応援に来たそうです


豪打・池田主将の父君。
小学1年生の頃から、毎日一緒に
キャッチボールをしたそうです。



美しく整備された平塚球場。
実は私もここで一度だけ
投げたことがあります!
(防御率54.00ですけど)





池田主将はこの日も二塁打2本

投げるべき人が投げ、打つべき人が
打ち、決めるべき人が決める。

それが徹底されていた鶴嶺だった。
一番下はスクイズを決めた茂岡くん

   応援については、それぞれの学校のスタイルがあっていいし、別にブラスがないからといって嘆くほどのことでもないが、16日に行われた鶴嶺対上郷の試合での、鶴嶺高校応援席はなかなか華々しかった。

 左の写真を見てもらえれば理解できると思うが、昨日掲載した寒川高校とは大違いであった。

 勿論、午後2時半試合開始、という時間的要素もあるのだが、このほかに何か違いがあるか、ということを考えてみた。

 .......





 ......あった。

 父母会  である。

(2)「父母会」という存在
 私などは、生来卑しいものの考え方が染み付いているせいか、「父母会」といった言葉を聞くと、ちょっとした「いじめの構造」などをつい想像してしまう。

 いやいや、簡単に言うとだね、「父母会」は「社宅」というのに似ていないか、ということだよ。

 社宅というのは、たいてい会社がマンションやらアパートやらを借り上げて、平社員及びその家族も、役つきの社員一家も、同じ屋根の下で暮らす、というものだ。

 あくまで一般論、ということだが、そういう場所では、旦那の会社に於ける地位が、何かしらの形で、その奥さんや子供に影響を与えていたりするもんだ。

 で、たいていは地位の高い方の奥さんが、そうでない方に対して無言ないしは実際に言葉で圧力をかけたりする。

 私はそういうものの在りようが大嫌いである。

 これは、私自身が中学生の時に、陰湿かつかなり暴力的な「いじめ」を1級上の先輩方に受けていたことに端を発する。だいたいにして、1年やそこら早く生まれたことが、そんなにエライのか?と13歳にもなっていなかった私は心の中で誰にともなく問うていた。

 結論は「エラクない」、であった。
(この結論は現在に至るまで変わっていない。但し、目上の人を尊敬する、という気持ちは十分あるし、年下であっても、尊敬に値する人物はたくさんいるよ。)

 でだね、私が「父母会」の何について心配か、と言えば、

レギュラーの親が幅をきかせて、補欠くんの親はちっちゃくなってねえか?

ってところなんだね。

 野球の巧い・ヘタは、選手たちの人間性とはほぼ無関係だから、万一そのような事態があれば困りものだ。

 逆に、子供の野球がヘタなのに、監督さんに色仕掛けや、果ては「賄賂」まで使ってレギュラー選手にしてもらおう、というのも考えものだけど。
(それは過保護というより、親の自己満足に過ぎん)

 とにかく、そういった嫌なところがなければよいがなぁ。とりあえず、茅ヶ崎市内5校の顧問先生へのアンケートでは、全員が「よくしてもらっている」と回答しているので、ひとまずはそれを信じたいと思う。

 これまでの観戦の中で、北陵・寒川・鶴嶺の3校の父母会の人たちにちょっとした話も伺ったが、少なくとも「子供が同じ野球部に在籍している」というつながりは捨てたものでもないようだ。

 北陵では、父母会のメンバーでせっせと千羽鶴を折ったそうだし、どの学校も似たようなことはしただろう。父母会から寄贈されたのぼりや横断幕もある。自分の子供以外の部員が活躍した場面でも拍手喝采だ。

 で、この父母会の結束が固いチームほど、応援に来る人数も多いように思える。
(あくまで、それは一要因に過ぎないと考えているが)

 野球以外の部活では、父母会は存在していても、横断幕が寄贈されるなどということは、よほど強いチームの場合を除いて考えづらい。実際、陸上・バスケット・バレーといったまずまずメジャーなスポーツの大会に足を運んでみたが、OB会から贈られたものはあっても、父母会から寄贈された横断幕は見たことがない。
(もしかすると、近年のサッカーではあるのかもしれない。現在、未調査)

 また、近頃では、公立高校でも「オープンスクール」なる行事が盛んで、茅ヶ崎市内の5校も8月末に全校実施するが、そこでは『部活体験』なる催しも行われる。これは、実際に練習している中に、中学生が参加するというもので、寒川高校では、以前はマシンから出るボールを中学生たちに打たせる、という試みもされていたようだ。

 実は、この『部活体験』を舐めてはいけない。もし、読者の中に中学3年生もしくはその親、という人がいたら、積極的に活用するとよかろう。

 鶴嶺高校の7割バッターで主将の池田くんのご両親にスタンドでインタビューさせてもらった際、「なぜ有馬中学出身なのに学区外の鶴嶺高校を選んだのですか?」という質問に、お父さんの均(ひとし)さんは

 「部活体験に行かせてもらって、事前に監督さん(菊地原先生)とも話をさせてもらって。ある程度強いところ(鶴嶺はベスト16まで進出したことがある)でやらせたいとは思っていましたし、本人もそう考えていたようです。」

 とお答えであった。

 指導者が懸命に実績を積み重ね、そこで優秀な選手が集まり、さらに強くなる。父母たちは、強くなってゆくプロセスの中で、子供たちの成長に喜び、その輪が他の父母へと伝播する。そして、父母会の結束が固まる、という図式であろうか。

 勝ち抜く中で、父母会・応援団がどう変化してゆくのか、ということも見逃さずにいたいと思う。
(鶴嶺・茅ヶ崎両校は、そのためにも頑張って勝ち続けてみませうね)

※本日[7/18]は予備日のため、試合はありませんでした

03.07.17 高校野球にだけある、いくつかの風景(1)
 

応援団長を買って出た村岡くん
ちゃんと(?)笑いもとりながら
必死に応援する姿は感動的だった

 



数としてはやや寂しい寒川応援席
 





見事先取点を挙げた寒川
 

ランナーがたまってピンチ。
マウンドに集まる内野陣

 

気が気ではないマネの 庄司さん。
「最後の練習試合が雨で
流れたのが心配」と
ピンチに不安を隠せない。

 

椎野主将の母君。
「皆、野球が好きでやっているので
頑張って欲しい」とのこと。
実績を挙げないと、なかなか
応援にも来てもらえない、と
ちょっと寂しそうでもあった。
 


父母会長のエース藤井くんの父君。
ビデオで息子の晴れ姿を収める
姿は微笑ましい。
藤井くんはライトからタッチアップの
ランナーを刺すナイスプレーを見せた

 

対戦相手の湘南台高校は
ブラス応援で寒川を圧倒。
それは寒川応援席を悔しがらせる
のに十分な音量であった。

   本日は仕事の関係で観戦することが出来なかったのだが、ショックなことが起こった。少なくとも4回戦までは勝ち進むであろうと見ていた北陵高校が、希望が丘高校に敗れてしまったのだ。
(こういう書き方をすると希望が丘の諸君に申し訳ないね。悪気はありません)


「蟻が象を倒す」

(ちなみに、北陵が象で、希望が丘が蟻だと言っているつもりは毛頭ないので、誤解のなきよう)


のが野球というスポーツの最大の面白さではあるし、トーナメントの一発勝負というのも高校野球の醍醐味ではあるが。
(というより、198チームでリーグ戦をやってたら、5年くらい掛かるからね。皆、卒業しちまってるって)

 で、昨日も感じたことではあるが、「高校野球にだけある風景」というものの存在を思い知るのであった。

(1)「応援団」という存在

 私の通っていた高校(何度も書いてるようで申し訳ないが、元女子高だった平塚江南)では、どうしたわけか、異常に応援団が幅をきかせていた。

 通称「団部(ダンブ)」

 入学早々のある日、突然、ちょっとデカめの制服を着て、なぜかハチマキを巻いたお兄さん方が昼休みに教室に出現。いきなり、黒板の前で

「オスッ。皆さん△×◎▼...。オスッ。江南高校◆▲×○●...。オスッ。それでは元気よく◇▽◎...。オスッ。」
(ドンドンドン、と太鼓も効果音として鳴らされる。うるせぇったらありゃしねえ)

 と、「オスッ」以外はほとんど単語が聞き取れないが、迫力だけは新入生にチビらせんばかりの大声で、吠える吠える。
(ん〜、喩えるとすれば、相撲の行司さんがメチャメチャ早口で、且つ、荒々しく喋ってる、っつうか)

 ま、要するにこの学校に入学してしまったからには、常に団部の指揮に従うことを誓わされる、というわけのわからない儀式であった。

 最初はとても恐ろしい高校に入ってしまった自分の事前調査の甘さに愕然としたが、実は各クラスで2人ずつ“半強制的に”団部に入るというのが、当時の不文律であり、そのデモンストレーションに来た、ということが理解されると、私のクラスでは、あろうことか、女の子を選出するという暴挙に出た。
(どうやら、この技は当時としては画期的だったらしい)

 しかし、この団部の指揮はマジで素晴らしかった。当時の江南生は団部があったことで、いろいろな行事(相撲の行司じゃないよ)が盛り上がったことに感謝しているのではないかな。
(でも、憧れたりはしなかったけど)

 卒業後もいろいろな大学の応援団で活躍してたし。

 で、考えてみると、当時硬式野球部のなかった江南高校で、彼らはどんな対外活動をしていたのかと不思議になる。だって、応援団コンテストとかないからね。

  おっ、そう言えば私が何かの弾みで「駅伝」に参加してしまった時(当時、我が陸上部の長距離の人材はすっかり枯渇していた)よせばいいのにドンドコ太鼓叩いて応援してくれましたなぁ。

 いやぁ、彼らの前を通る時だけ全力で走ったのを覚えているぜ。
(自慢じゃないが、私は受け持ちの3キロの区間で、出場選手中、ビリから2番だった。問題は私より唯一遅かった奴が投てき選手だったかどうか、ということに絞られます。)

 ん、待てよ。てことは、3キロの区間をずっと応援団がいてくれたら、区間賞も夢じゃなかったってことか?
(論理が飛躍しすぎました。絶対ムリだ)

 また本道から外れてしまった。高校野球ね。


 昨日の寒川高校の応援席はちょっと寂しいものがあった。対戦した湘南台高校がすんごい数のブラス応援をかましていたので、そのコントラストは鮮やか過ぎるほどだった。
(湘南台の上原くんは「とんぼ」のテーマに乗って登場する。東京ドームかと思ったぜ)

 原因は大別して3つあるようだ。

@平日の昼間(正午試合開始)だった

 一応、高校では授業が行われている(たぶん)。なので、正午に藤沢まで駈けつけることがやや困難。同じことは父母の側にも言える。勿論、息子の晴れ舞台を見たくない親はあまりいないと思うが、試合当日の仕事をうまく休めるとは限らんし。

A吹奏楽部がコンクール直前のホール練習
 野球応援と言えば「ブラス」なわけだが、折悪しく、この日は吹奏楽部が県大会出場を目指すコンクール(7/24〜25実施)の直前で、ホール練習の日に当たっていたそうだ。その話は、寒川高校の吹奏楽部の取材に行った時にも聞いていた。
 キャプテン椎野くんのお母様によると、吹奏楽部のOBたちが来てくれるような話もあったとかなかったとか。いずれにせよ、鳴り物は太鼓一つだけ。
 圧倒的な鳴り物攻撃の湘南台に対して、分が悪かったことは間違いない。
 
B野球部の補欠がほぼゼロ

 私が通っていた頃の江南高校の方が異常だったのだ、と気づかされた。現在、「応援団」「応援部」といった名称で常時活動している部活(もしくは委員会)などほとんどないようだ。
(現在、私の母校でも応援部員は1人とか2人と聞き及んでいます)
 で、野球の応援は誰が指揮を執るのかと言えば、ベンチ入りが叶わなかった野球部員たちが中心なのである。
 寒川高校では21名しか部員がいない。ベンチに入れるのが20名だから、余っている(という言い方は正しくないか)のは1人だけ、ということになる。しかも1年生だ。これはなかなか厳しい...。


 以上、3つの原因が重なり、数の上では辛かった寒川応援席であったが、それでも、監督(村岡信さん)の弟であり、自らも寒川野球部出身の村岡有(たもつ)くん(2年前の卒業生 19歳)が、応援団長を買って出て、数名の野球部OBたちと、応援に来てくれた在校生・父母たちと必死の激励を選手たちに飛ばす。

 先生か、誰かの父親か、ただの野球オヤジかはわからなかったが、一人で寒川ナインに大声で檄を飛ばすおっさんもいた。
 
 村岡くんは、「なぜ応援団長を買って出たのか」という質問に

 「あいつら、可愛いんですよ。土日に練習や試合を見に行ったりしてるんですが、とにかく一生懸命で。そんな奴らの晴れ舞台ですから、ブラバンがなくても、在校生や父母会の人にも声を出してもらって応援してやりたいんです。」

 という泣かせる答えが返ってきた。

 いろいろな高校スポーツがあるが、OB・父母・在校生がブラスや太鼓の音とともに一緒になって応援する(できる)ものは、野球以外には思い当たらない。

 それが、ある時にはプレッシャーになるかもしれないが、応援によって力を与えられる、というのは、私の駅伝経験からも理解できる。

 野球をやっている諸君。ちょっと幸せだぞ。

◇茅ヶ崎市内5校 本日の戦績[7/17]
 
北陵4−7希望が丘○
 
 まさかの北陵敗北であった。実は現在、詳しい情報が手元にないのだが、序盤のリードを7回に逆転されて押し切られた模様。いろいろと取材させて頂いた鶴岡監督や野中教頭の顔が浮かぶ...。もっと戦わせてあげたかった今年の北陵であった。1・2年生諸君はしっかりとこの敗戦を受け止めて、来年へと繋げて欲しい。
 残る茅ヶ崎・鶴嶺両校の健闘に期待したいと思います。

03.07.16 ハシゴはなかなか辛いものがあります
 


寒川高校野球部のぼりと横断幕


鶴嶺高校野球部横断幕・のぼり・団旗
 本日、高校野球のハシゴをしました。

 いやいや、けして暇なわけじゃないんだよ。どっちかっつうと、クソ忙しいのであるよ。

 にもかかわらず、ハシゴしたのにはそれなりのわけもありますぞ。何せ、取材させてもらった寒川高校が正午から藤沢・八部球場で、鶴嶺高校が午後2時半から平塚球場で、それぞれ初戦を闘うからね。

 睡眠時間はまたしても40分だ。 このワクワク感は一体何なんだろ。
(ただの「ばか」だったらどうしよう...)

 しかし、私もスーパーマンではないので、その2つの試合をどっちも全部見た、というわけではない。

 それどころか、メチャメチャ中途半端な観戦になってしまった。

 とりあえず、11:40に八部球場に到着し、寒川対湘南台 の試合をいろいろな人にお話を伺いつつ、4回まで観戦し、今度は必死の思いで平塚球場に駈けつけるという難行であった。
(この2つの球場は、車で移動すれば、道路が空いているという前提で、30分ほどの距離。ちなみに本日はそれほど混んでいなかった)

 鶴嶺は初戦で、昨年と全く同じ顔合わせ(単純計算で197分の1、という奇跡的な組み合わせ)の上郷高校と。ここでも、いろいろと話を聞かせてもらい、鶴嶺が先制すると、今度は職場である茅ヶ崎に戻らねばならなかった。

 というのも、午後4時50分からは、本業である塾講師の仕事(ま、授業ということです)があったからで、スケジュール的には大統領並みであった。
(報酬は皆無です...念の為)

 実は疲労困憊。

 本日の気温が30度以上なら、間違いなく熱射病にかかっていたところだ。

 というわけで、詳しい話は明日書こうじゃないか!
(って、誰に挑戦してるんだ?)


 いろんな球場に出掛けても、500円支払って、交換にもらうチケットは「全球場共通」だ!しかも日付も入ってねえ...。ちょっとはオリジナリティを出してもらいてぇもんだぜ。
 尚、これをプリントアウトして、偽チケットを作るのは法律で禁じられているので、よい子の皆さんはやめておきませうね。
(500円の価値しかねえから誰もやらねえって)

◇茅ヶ崎市内5校 本日の戦績[7/16]
 
寒川9−16湘南台○  ○鶴嶺4−2上郷●
 
<寒川−湘南台>
3回表に5点リードした時には「もらった!」というムードだったが、そのウラ、8点を献上することになってしまった。しかし、3年生が4人しかいない中、見せ場もあり、健闘したと言えるだろう。胸を張って欲しい。
<鶴嶺−上郷>
池田主将の猛打がまたしても炸裂。継投策もうまくゆき、「人がいい」という課題は克服されつつあるか?2回戦(立花学園戦 20日)が楽しみである。

03.07.14 茅ヶ崎高校野球部の健闘を祝します
 






上から、多田くん・坪井くん・水口くん
 

斉藤監督、おめでとうございます!

※写真は取材時のものの使い回しです。ご了承を。
   エース水口くんの力投、主砲坪井くんの先制につながる二塁打、キャプテン多田くんの堅守。2−1の接戦で岸根高校を押し切っての勝利、おめでとうございます。

 事前取材でインタビューさせてもらった選手たちが活躍するのは、私としても嬉しい限りだ。

 本日は仕事の関係で取材・応援に行けず(悪気はなかったんですよ)、初戦で負けてしまったらどうしようかと思って、気が気でなかったわけですが、本当によかった。
(実は学習塾の経営者なので、この時期、ちょっとだけ忙しかったりするのだよ)

 「初戦突破」を目標にやってきたと聞いているので、これで気も楽になったことでしょうから、次戦(逗子高校戦)でも思う存分、力を発揮してもらいたいと念願します。

 ちなみに、「去年の四番」さん(実は私の教え子だったりする)より、以下のメッセージが当サイトに届いていますので、ご紹介しておきます。

 「茅ヶ崎高校は夏の大会無事に一回戦突破したぞ!」

 そう言えば、去年は四番の差で負けた、という噂も聞いていましたが、それを考えると坪井くんの偉大さがわかるような気がします...



元気なのか?坂井雄樹くん?(あっ、本名出しちった...)
せっかく合格した大学、ちゃんと行ってるか?



  今度、キャッチボールの相手をしてくれろ!
(でも、時速110キロ以上のボールは捕れないと思うけど)

◇茅ヶ崎市内5校 本日の戦績[7/14]
 
茅ヶ崎2−1岸根●
 
 試合経過については、この観戦記では詳しく記述されませんので、神奈川新聞をご覧になるか、当サイトへのリンクも貼ってあるようですので次のサイトでご確認下さい。
 
茅ヶ崎高校野球部を応援するHP

03.07.13 実は高校野球の予選を見るのは初めてなんだよ...
 








もとから数が多い上、試合でも圧勝ペースの北陵応援席。実に盛り上がっていた。

父母会では、全学年の部員の母親たちで、千羽鶴に加え、「北陵」の文字を鶴で作るという荒技も行ったそうである。
(主将・高山くんの母君・千鶴子さんに取材。おぉ、名前が千羽鶴を折るのにふさわしすぎ!)

北陵に較べて、気の毒なほど少なかった二宮応援席。なぜなんだ?

楽勝ペースに、余裕の観戦
北陵・野中教頭(左)と蜊Z長(右)
以前の取材時に野中教頭は「うちは甲子園を狙ってます」と非公式発言もされていた


この写真じゃわからねえか...
結果は13−0で北陵のコールド勝ち
    最初に告白しておくと、私は夏の高校野球地方大会をナマで観戦するのは初めてなのである。

 私の通っていた高校(神奈川県立平塚江南高校)はもともと女子高で、グラウンドもクソ狭く、あんなところで硬式野球をやった日には、どれほどの死者・重傷者が出るかわからない。

 だから、私の在学中は軟式野球部しか存在しなかったのだが、それでも陸上・サッカーなどとグラウンドが共用なので、相当危険であった。
(数年前に、意を決して硬式野球部に生まれ変わったが)

 そんなわけで、母校の応援に行ったことがなかったわけだから、他校の応援なんか行くはずもなく、「高校野球」が内包する最大の“愛される理由”の一つである『連帯感』を生む力がどれほどのものだか、全く実感できていないのであった。

 本日(7月13日)、生まれて初めて高校野球の応援(取材含む)に出掛けることになり、あまりのワクワク感で、20分しか寝られず、さらには著しい下痢を伴う腹痛に苛まれるほどであった。
(その因果関係については、保証はできかねる)

 保土ヶ谷球場の第一試合、北陵高校対二宮高校。これが私の高校野球観戦初体験となる。
(練習試合とかなら何度か見てますけど)

 個人的な心情としては、事前取材をさせてもらい、さらには教え子もベンチ入りしている北陵に肩入れしているのは言うまでもないが、実際に場内に入ってみて、ちょっと二宮が気の毒な感じもした。応援席がスカスカだ。

 写真を見て頂くとわかるのだが、応援者の数では北陵が圧倒している。小雨が降り続く悪天候とはいえ、休日であり、保土ヶ谷までの距離は両校でそれほど違いがないのに、だ。

 ここで、少し考察してみる。応援者が少なくなることを決定づける要因に何があるだろうか。

(1)当該高校野球部に対する期待度が低い
 プロが注目するような選手がいたり、春の大会での結果がよかったりすると、やっぱそれなりに期待しますもんね。で、「じゃあ応援にでも行ってみるか」となったりするのでは...

(2)当該高校の方針
 「野球の応援に行くのは授業のない日、授業終了後の時間帯に限る」といった方針が徹底されている学校もあると聞き及んでいる。が、本日は日曜だ。

(3)広報不足
 在校生が「えっ?今日、野球部の試合だったの?」という間抜けな発言をするケースはしばしば目にする。この場合、学校自体、もしくは野球部の広報努力が足らなかった、ということですな。

(4)野球部が嫌われ者の集団or友達がいない奴らの集団
 ....だとしたら悲しい

(5)父母会の存在が脆弱
 過熱化するのも困りものだが、あまりに無関心なのもどうかと...。ちなみに北陵では父母会の結束はたいへんに固いものがあるそうだ。

(6)鳴り物・チアなどの人手不足
 高校野球に付き物のブラス応援・チアガール・応援団といった存在が弱々しい高校では、応援に行っても張り合いがないかも。その点、茅ヶ崎高校あたりはすげぇ応援なのかな、と予想してみたりする。

 今回、応援に於いて北陵が二宮を圧倒した理由について、(4)ではないことを祈ります。

 さて、サッカー・バスケ・バレーといった他の球技と野球では、「応援」ということについて言えば、明らかに『連帯感』を生む構造と度合いが異なる。

 サッカーはグラウンド(近年は「ピッチ」と呼んだりしているが、どうしてなんだ?)の広さは互角なのだが、如何せん、フリーキック・コーナーキック・ペナルティキックといったセットプレー以外では、いつ味方が攻撃するのかわかりづらい。
(同じことはラグビーやアイスホッケーにも言える)

 バレーはネットを挟んで行うだけに、いつ攻撃するのかは明白なのであるが、相手の打ったボールを受けてから、それを打ち返すまでがわずか数秒しかなく、鳴り物で一斉に応援するには難しすぎる。
(テニス・バドミントンといった同じネットを挟む競技でも同様。卓球なんか球を目で追うだけで倒れそうになるぞ)

 応援のスタイルという側面では、バスケットが最も野球に近いと言えるが、収容人数の多いアリーナでなければ応援席との一体感は出せないし、野球に較べれば、1回の攻撃時間が圧倒的に短い。
(NBAなどでは、鳴り物の代わりにシンセサイザーを使って、観客が一体となった応援もしているが)

 つまり、野球(ソフトボールも可)では、攻守が明確に分かれており(守備側はどれだけ頑張っても得点できないというシステムだ)、攻撃時間も鳴り物・踊りをふんだんに入れて応援しても十分なほど長い。

 自分が応援しているチームが守備をしている時には、弁当を食っていられるほど暢気だ。
(要するに、のべつ応援し続けなければならないわけでなく、する時・しない時がハッキリしてるってことさ)

 高校野球がすたれずに、今もメジャーであり続ける最大の理由はそこにあると、私は考えている次第だ。

 野球の応援を通じて、「同じ学校に在籍する(していた)者どうしの絆」は深まる。勝ち負けもそれなりに大事なのであろうが、優勝校以外は必ず一度は負けることになっているので、大多数の高校にとって、『連帯感』を最大限に盛り上げてくれる、という意味で、野球は大切なのであろう。

 本日、北陵の応援席にて感じたことであった。

      
  
 当初、緊張感も見られた小林・高山の北陵バッテリーであったが、1回ウラの2得点で調子に乗った。最後は控えの上野投手を登板させるなど、鶴岡監督も今後の戦いを見据えた采配。結局、毎回得点で、5回、13−0でコールド勝ち。これからの戦いぶりに期待を抱かせる圧勝であった。

◇茅ヶ崎市内5校 本日の戦績[7/13]
 
 
北陵13−0二宮●  ●西浜2−6上溝○
 
 西浜は3回ウラ、上溝に5点を献上するも、4回オモテに鶴嶋主将の三塁打を足掛かりに2点を返し、反撃ムードも高まったが、その後、0点に押えられ、残念ながら初戦で敗退。来年に捲土重来を期す。